一番本を読んでいたのは小学生時代。
以後、年を取るごとに本を読まなくなってます。
仕事柄、どちらかというと雑誌ばかり読んでますが、
たまには本も読まなくてはね!



2006年に出合った印象的な本たち

容疑者Xの献身 東野 圭吾 文藝春秋 前評判の高い本でしたが、期待を全く裏切りませんでした!ミステリー関連の賞、3冠王というのも納得です。天才数学者と警察、そして天才物理学者(名探偵ガリレオ)との頭脳戦にはハラハラドキドキ。読み終わった後、純愛にせつなくって胸がいっぱいになります。
探偵倶楽部 東野 圭吾 角川文庫 セレブご用達の、あまり感情を見せないクールな探偵倶楽部により、5つの事件が鮮やかに解決されていきます。ただ「容疑者Xの献身」を読み終わった後だったので、ちょっとものたりんかった。
聖書 旧約篇@
姦淫するなかれ
ジョージ 秋山 幻冬舎 本の帯に「いつか読みたいと思っていた人、読み始めてみたけど挫折した人、読んだフリをしている人のための画期的なシリーズ」の宣伝文句に笑ってしまった。(suwnも聖書は最初の数ページで挫折した(笑))
聖書 旧約篇A
殺すなかれ
ジョージ 秋山 幻冬舎 普通に読むにはちょっと骨が折れる聖書を、マンガで非常に読みやすくなっています。殺人事件、近親相姦、純愛、裏切り、不倫、嫉妬、友情…結局どんな時代になっても人間がすることは変わらないもんだね。
決断力 羽生 善治 角川oneテーマ21 つねに勝負の世界いる、将棋棋士の羽生氏が書く決断力だから説得力があります。「知識は、『知恵』に変えてこそ自分の力になる」「才能とは継続できる情熱である」など、名言たくさん。
白夜行 東野 圭吾 集英社文庫 2006年はすっかり東野圭吾Yearになっているsuwanさん。本当にはずれなし。事件から19年間、時事ネタもうまく盛り込んであるので、一緒に19年を過ごした気分になります。読んでいるうちに本の厚さが気にならなくなるよ。ラストの1ページに女の強さがにじみでている。
怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか 黒川 伊保子 新潮新書 仕事でネーミングの勉強をしようとおもって買ったのですが、歌に活かせる理論がふんだんに入っています。掘り出し物だ〜!子音の研究に使えます!およっ、大学、先輩じゃないっすか。
ふうりん 香月 杏 ブイツーソリューション1 ゴスペルでお世話になっている番長の別の顔が見れます。あくまでもフィクションと本人は力説しておりましたが…大人の恋愛の短歌です。これから先は杏様の印税のために買って読むべし(笑)
ガール 奥田 英朗 講談社 30代、OL、文句ある?と恋に仕事に悩みながらも前向きに進むキャリアガールたちの短編集。「きっとみんな焦っているし、人生の半分はブルーだよ。既婚でも、独身でも、子どもがいてもいなくても。」
オニババ化する女たち 三砂 ちづる 光文社新書 タイトルは強烈ですが、月経、出産など「女の性」に真剣に向き合った本です。女性らしさとは何かと考えながら読みました。読んだ後、女性に生まれてよかったなぁと思えました。
なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか 若松 義人 PHP新書 顧問のF先生オススメ本。トヨタの人材育成の秘訣がここにあります。答えを教えずに考えさせる、知恵の出し方を学ばせる。子どもでも大人でも結局自分で考える力をつけることができるかなんだな。
国家の品格 藤原 正彦 新潮新書 これまたF先生オススメ本(笑)。数学者ですが国語の大事さを常に訴えている方です。今の日本に必要なのは論理よりも情緒、英語より国語、民主主義よりも武士道精神。
大阪の常識 東京の非常識 近藤 勝重 幻冬舎文庫 東京出張が入ると東西比較の本が読みたくなる。毎日新聞夕刊編集長が書いた東西比較本。「東京の会議は段取り通り、大阪の会議は脱線ばかり」に思わず(゚_゚)(。_。)(゚_゚)(。_。) ウンウン うなずく。
99.9%は仮説 竹内 薫 光文社新書 思い込んでいること、信じきっていることでも、時代が変われば正解が変わることもある。飛行機がなぜ飛ぶのかということさえも、実は科学的に100%証明されているわけではないんだってさ。
三国志英雄伝 さだまさし 文春文庫 さだまさしの独特の口調で、三国志をかる〜くおかしく読める本。あの分量を前についつい尻込みしてきた三国志初心者にとってはめっちゃ読みやすい本。移動中に読むのに最適でした。
世渡り作法術 酒井 順子 集英社文庫 同級生の名前が思い出せないときどうしますか、タクシーの運転手さんと会話しますかなどのシチュエーションで、いまさら聞けない誰も教えてくれないオトナのマナーを伝授
ビタミンF 重松 清 新潮文庫 「人生の”中途半端”な時期にさしかかった人たちに贈るエール」って書いてあったけど、中年ってそんな時期なのかなぁ(汗)。家族をテーマにじんわりと力をもらえる短編集。
疾走(上・下) 重松 清 角川文庫 これまた孤独と家族がテーマか。ひたすら風を感じるために疾走するシュウジとエリの様子に胸が痛む。次から次へと襲いかかる不幸。人間の心のダークサイドを覗き見た気分になる。
発想力 齋藤 孝 文春文庫 「教育に携わるのならば、自分だけが伸びたいという吸収一辺倒の考え方では駄目だ。得たものを人により豊かな形で伝えていこうと思ってやらなければ本当の吸収はできない」
流星ワゴン 重松 清 講談社文庫 親子だからこそ価値観が合わなかったときに辛い。自分が親の立場になった時、子の立場で考える時、それぞれの立場の思いがみえてくるもの。希望の残るラストにちょっとほっとします。
東京物語 奥田 英朗 集英社文庫 1970年台からの時代の流れとともに進む青春物語。今の若者よりも団塊世代たちがああ、このころはこうだった、そうそう、あのときそうだったと懐かしみながら読む方といいかな。
赤い指 東野 圭吾 講談社 親の介護、夫への愛がなくなった妻、息子の非行…これらの問題はどこの家庭でも当たり前のようにある事件なのかもしれない。その中で生まれた悲劇。いつもながら東野圭吾の最後の1ページにはうならされる。
告白 町田 康 中央公論新社 実際にあった「河内十人斬り」をテーマとした渾身の676ページ。正直、長かった…事件に至るまでに600ページあったよ。でもなぜ人を殺すに至るのかの背景を語るには、これだけ必要だったんだよね。
弧宿の人(上・下) 宮部 みゆき 新人物往来社 お盆休みでもなければ、「告白」の676ページの後に上下巻合計828ページを読むことはなかったね(笑)。ほうの純粋さ、けなげさにずっと触れていたくて、最後まで読んだようなもの。
オーケストラ楽器別人間学 茂木 大輔 新潮文庫 タイトルの通りの楽器別の性格判断のようなもの。オーケストラ奏者に知り合いとかがいると、その人のことを思い浮かべながら読むから楽しいけど、そうでなければつまらないかも(;^_^A
無敵のバリ まのとのま アスペクト さつまくろぶたちゃんがバリ旅行にむけてのオススメ本としてアマゾンで贈ってくれました!マンガなので非常に読みやすくありがたいっっo(^-^)oまた飛行機の中で読み返します〜
マダガスカル 塚田 美奈子 本の森 G社の誇る才媛塚田嬢の待望の2作目!マダガスカル一人旅の旅行記です。前作に比べると旅行記にプラスして、塚田嬢の考え・意見が随所に記されていて非常に興味深い。
鏡の法則 野口 嘉則 総合法令 息子がいじめられているのに、母親に全然心を開かず、話も相談もしてくれない。その解決法のためのカウンセリングとコーチング手法が感動を生む。「家族」や人間関係で悩みのある方は是非読んでみてはいかがでしょう。何かの解決のヒントがでてくるかも。
オール1の落ちこぼれ、教師になる 宮本 延春 角川書店 H先生超オススメ本。人は夢があり、その努力を惜しまなければ変われるというノンフィクション。わからない子どもの気持ちがわかるから、温かい気持ちを持った教師になれる。
若者はなぜ3年で辞めるのか 城 繁幸 光文社新書 3年で3割辞める新卒離職率、心の病を抱える30代社員の急増、ニート、フリーター問題…現在の問題を読み、考えながら、自分が何のために働くのか、なぜ働くのかについて考えました。
萩原 浩 新潮文庫 ミクシィで評判だったサスペンス「噂」を早速読んでみた。平成13年に書かれた小説だから、5年後の今、既にちょっと時代遅れになっている点もあるけど、ラスト一行のインパクトはありました。
手紙 東野 圭吾 文春文庫 強盗殺人犯の弟という運命、自分は何をしていなくても、家族が行った罪により、人生がすべて狂わされるということ。自分ひとりで生きているわけではないと考えさせられました。
涙そうそう 吉田 紀子
吉田 雄生
幻冬舎文庫 お取引先S社のKさんからオススメ本をいただいたので、帰りの新幹線で読む。沖縄舞台で、妻夫木くんが兄ィニイだとイメージしながら読みました。温かく切ない愛が胸を打ちます。
マドンナ 奥田 英朗 講談社文庫 好みのタイプの新しい部下、ダンスにのめりこむ息子、営業畑から総務へ異動、バリバリやり手の女性上司、退職後の男性などを取り巻く5つの短編。40代サラリーマンの気持ちになってよむとおかしい。
夜のピクニック 恩田 陸 新潮文庫 第2回本屋大賞受賞作というので読んでみました。爽やかな青春小説に、自分の心もピュアになれる気がします。suwanの中学でも強歩会という長距離歩くイベントあったよ(遠い目)
嗤う闇 乃南 アサ 新潮文庫 女刑事音道貴子シリーズ。男社会の警察のなかでけなげにある意味淡々と事件にあたる姿に、勇気をもらう気がします。ただ、「凍える牙」の強烈な印象を越すものではないかな。
すべてがFになる 森 博嗣 講談社文庫 第1章の第1部からいかにも理系の人の書いた小説という感じ。会話、描写、展開、これはクセになる人と、ちょっと苦手な人が分かれるんやろなぁ。作者の美学・哲学というか名言がたくさんあるよ。



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