Diary 特別編 

4泊6日イタリア旅行日記 ミラノ・フィレンツェ・ローマ
2002年11月20日(水)〜25日(月)



2002/11/21(木)
  (旅行2日目 午前の部)古都ミラノ見学


朝起きてFujさんのお言葉。
「suwanさん、死んだように眠ってて、息してるか確かめちゃいました」
そのお言葉どおり、アラームなるまで全く目覚めませんでした。
起きたらFujさんは髪のセットからお化粧まで済んでいた。
ドライヤーの音にも全く反応しなかったらしい。あはは〜

今日の食事は6時半。早いよ。(T_T)
でも後で振り返ると、食事が早かったおかげで
長い一日になってよかったのです。
バイキング形式。
パン、おいち♪ ヨーグルト、おいち♪ しあわせ♪
(いつもの朝食の倍くらい食べた。バイキングは食べ過ぎるよ〜)

その後ホテルのロビーに全員待合せをして出発!
誰もお金けちって(笑)オプショナルツアーを申し込まなかったので
自由行動といいながら19人全員で結局団体行動。
ここで、なかよしEさんが大活躍!
Eさんは外大卒で旅行会社勤務されていたので
英会話バツグンなのです。ありがたや〜。

まずは地下鉄で一日乗車券を買う。
「One day ticket,please.(一日乗車券を下さい)」
「Grazie!(グラッツィエ!)(ありがとう)」
  → 英語とイタリア語、混ざりまくってるし(苦笑)
朝8時前後でCentrare(チェントラーレ)駅は通勤の人でいっぱい。
その中を日本人団体19人。じゃまだったろうな〜(笑)
緑と黄色の2種類の地下鉄の駅でした。
緑の地下鉄に乗って、4つ先のCadorna(カドルナ)駅へ。

まずはチケットを機械に通すと日付のような印字されて戻ってきます。
そしてバーを押して中に入ります。おもしろい。
スリとかが恐いのでバッグをしっかり抱えて乗る。
日本と違って、放送で案内とかは全く一つもないので
自分でしっかり駅を数えてチェックしておかないといけないのです。
イタリアの地下鉄ではうたたねもできないわ。

ここでイタリア語を一つ覚えた。
あちこちに書いてある「uscita(ウッシータ)」
「出口」という意味です。
これは地下鉄だけでなく、あちこちの建物で見ることができます。

地下鉄をでて、迷いながら(笑)歩くこと約10分。
「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」へ。
ここでは、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があるのです。
ガイドブックには「見学は要予約」「人数制限有り」「1回25人、15分の見学」
って書いてあったから心配してたけど、
朝イチだったこともあってすんなり入ることができました!
予約してなかったので、予約手数料もいらず、安上がり(笑)
なんかついてるわ〜。

話戻して「最後の晩餐」。素晴らしかったです。
写真や美術書でみるのと、実際に目にするのではやはり違う。
絵が壁にじかに書いてあるのです。
そのちょうど対面にも
イエスが十字架に張りつけにされている大きな絵があるのですが、
それも見事だと思いました。
絵葉書2枚買いました。お部屋にかざろ。

徒歩移動で「レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館」へ

開館までちょっと時間があったのでカフェへ入る。
19人がぞろぞろぞろと…(笑)
カプチーノを頼みました。おいち〜!!しあわせ♪

ここのトイレが面白くって、
みんなで入れ替わり立ちかわりでトイレに行きました。
日本式っぽいトイレなんだけど
まずどっちむきに座ればよいかわからない。
水を流そうとしたらホースから水がジャー!!ってでてきてビックリ。
自分で流すということが判明。
また、手洗い場の水の出し方がわからず
(よく探すと床に踏むところがあった)まごまご。

トイレの話で大盛り上がりの日本人集団(苦笑)
店員さんが「ジャポネーゼ?(日本人?)」と聞くので
「Yes」っていったらしばらく考えていた店員さん。
「ン〜〜〜〜〜〜〜〜〜オーサカ?」って言われて
みんな「お〜!イエ〜ス!」って大爆笑。
騒がしいのは日本の中でも「大阪人」というのは
イタリア人でも知ってることなのか?!
これには大笑いでした。

ダ・ヴィンチ博物館は広いです。
興味ない人には辛かったかも。
あ、私はなんでも面白たがりなので、問題なしっす。

イタリアの子ども達の団体(小学生の見学っぽい)がいて
その中にベッカムヘアで目のおっきな、かわいい男の子がいた。
みんなで「ベッカム!ベッカム!」言って頭なでたりとかしてたら
顔まっかにしてた。
も〜、めっちゃかわい〜。
イタリア人、男の子も女の子もかわいくってたまらない!

その後地下鉄に乗って、乗り換えてDuomo(ドゥオーモ)駅へ
駅からでるとそこに大きな教会「ドゥオーモ」が!
でも、残念ながら外側は工事中で幕が張られていました。
中に入ると天上の高さにまず圧倒!
ステンドグラスの見事さに声もでません。
日本ではまず目にすることの出来ない空間でしょう。
ずっと上を見上げながら一人で歩いてました。カンドーです。
あの場では自然と沈黙したくなります。
でも頭の中ではずっとミサ曲歌ってました。

外は相変わらずの雨でしたが、
せっかくきたのでドゥオーモにのぼることにしました。
お金払ってエレベーター乗って上へ。
その後細い通路、階段を上がって上に上ると…
見事な景色に声もでません。
ドゥオーモ自体の細かい装飾も素晴らしいのです。
大きな大きな建築物なのにとっても細かいのです。
いかに多くの人が多くの時間をかけて
このドゥオーモ建築に関わったことか、
想像力乏しいsuwanには思いつきません。
神を信じていなければできないことですね。

荘厳な雰囲気を肌で感じた後は、昼食だ〜〜〜!
S氏の持っていた雑誌に載っていたお店に行くことにした。
ガイド無しのいきあたりばったりツアーは19人くらいが限度ですな。
これ以上多かったら大変だったわ〜(苦笑)
(いえいえ、十分大変です… By幹事K氏)

そのお店に行くまでに、おいおいこんな道を通るの〜っていうような
細い道を通っていったんだけど、歩いた甲斐ありました!
最初に出たスパゲティ・アラビアータのおいしいこと!
あとで思い返してもこのパスタが一番おいしかった!
あとは煮込み料理とか肉料理とかが続くんだけど、
日本人好みの味付けでみんな大満足!
ワインもおいしかった〜。飲みやすい〜。飲みすぎる〜。えへへ。

というわけで長い一日の半分が過ぎようとしています。
なんか、とっても楽しいわ〜。おほほほほ〜




  (旅行2日目 午後の部)
ファッションの街、ミラノにて



おなかが膨れて満足したら、次は買い物だ〜〜〜!

19人はぞろぞろとミラノの中でも高級ブティックが集中する
モンテ・ナポレオーネ通りへ。
女性陣の目的はグッチ本店。
しかし…工事中…
唖然とする女性達。せっかく来たのにとがっくり。

その後は7時半にホテルに集合(自力で帰りなさい)ということで解散。
わらわらとショップに散っていく人々。

グッチには入れなかった分、ヴィトンのお店に群がる日本人たち。
お土産を頼まれている人が多くって、
写真つき、日本での値段、細かい説明付きの紙を握り締めている人が多かった。
頼むほうもすごいよ、これは!
会社のおねーさま方はものすごい勢いでヴィトンのバッグを購入していく。
うわ〜、みんなヴィトンの紙袋持ってるよ…

店員さんも日本人に慣れている人が多い。
思ったのが、フランスよりもイタリアの方の英語は非常にわかりやすい。
ゆっくりはっきり話してくれるのでありがたい。

おととしのフランスでは、相手の話す英語が聞き取れなくって困った。
こちらのカタコト英語が相手に通じても、
相手の言っていることがわからなければ
コミュニケーションが取れない。
つまり聞き取り能力がないとだめだ、ということを痛感したのです。
なんか私はイタリアの方が性にあってるのかなと思いました。

私はブランドには詳しくないのであんまり価値がわからない分、
単に見て、気に入ったものを買おうと決意。

ヴィトンにまだたくさん人が残っている間、
一人離れてモンテ・ナポレオーネ通りをぶらぶら歩いてみた。
エトロ、プラダ、アルマーニ、ヴェルサーチなどを見ながら、
家族へのお土産を考える。

日本ではこんなブランドのお店にはなんだか気後れして
なかなか一人では入れないんだけど、
旅行での大胆さというか恐いものなしというか、
普段入らないお店にも一人で入ることができた。
ブランドの価値や値段はよくわからないけど、
さすがに素敵なモノがたくさんあるな〜。

フェラガモのお店でぶらぶらしてたら、
一つのバッグがおいでおいでをしていた。
あ〜、なんか気になる。
持ってみると思ったよりも重くない。
バッグって、バッグ自体が重いと大変なのです。
値段を見てみると手がでない値段ではない。
 → 旅行代金自体で既にお金がないことなんぞ忘れている人

店内を2周して戻ってきてもやっぱり気になる。
こういうのを一目ぼれというのかしらん。
というわけでおかーちゃんへのお土産をこのバックに決定!
なんかとっても満足。気に入ってくれると嬉しいな〜!
もうゴキゲンです♪

フェラガモの真っ赤な紙袋は目立つ〜。
なんかちょっと気恥ずかしいような、でも嬉しいような…

「フェラガモだったら明日のフィレンツェで買えばよかったのに〜」
って言われて、本店が明日のフィレンツェにあることをその後知る…
でも、いいのです。
本人が満足してるんだから(^ー^*)えへ
あと、旅行後に思い返してみたらこのときに買っといて大正解!
フィレンツェで買い物行かなかったおかげで
一生の思い出となる体験ができたんですから!

おかーちゃんのお土産を買ったら、次はおとーちゃんのだ!
またうろうろと歩き回る。
でもなんかさっきのバッグのように目に止まるものがなかった。
ま、まだ日数あるから大丈夫でしょう。

一通り有名ブランドを見てまわったら、
次は雑貨屋さんとか本屋さんとかを見てまわる。
何をみてもかわいいのです。
ここで弟君のおみやげにサッカーチームA.C.ミランのぼうしを買う。
あ〜、彼にはちょっともったいないけど(;^_^A

かわいいアクセサリーとか雑貨とか銀細工とかを見ていたら
何度も財布に手が伸びたんやけど
だめだめ、全員のお土産を買うまでは自分のものはだめって
左手で右手をぺちっとたたく。
ここでユーロの小銭全部使っちゃったらあとあと大変やもんね。

本はさすがにイタリア語だからわかんないんだけど、
表紙を見ているだけで、あ〜イタリアに来てるんやなって幸せにひたる。

さすがに歩きつかれた。
カフェで旅行メンバーがお茶しているのが見えたので合流。

店員さん「wisky?」
suwan「ええっ!(驚愕)Non!Non!」
にやりと笑う店員さん。おっちゃん…冗談きついっす。

suwan「フレッシュジュース、プリーズ」
店員さん「お〜、ウイスキー!」
suwan「(苦笑)ノン!ノン!」
店員さん「ワイン?」
いや、だからジュースってゆってるやん(;^_^A
すっかりからかわれてしまった。
イタリア人でもボケるのね〜。たのし〜(笑)
その日のジュースはピーチでした。
めっちゃ、おいしいのなんのって!!
ごくごく飲んじゃいました。
おちゃめな店員さんとのやりとりでその後も楽しい時間をすごせました!

その後そのお店でゆっくりして地下鉄でホテルへ。
一日乗車券は便利だ〜。
これ、何回も乗るのならオススメです。

ホテルに戻ってしばらく時間をつぶしたら夕食です〜。
ここで出てきたのはまず最初に大量のペンネ。
まずその量にややうんざり。
次のメイン料理のために半分以上残す人多数。
料理を大量に残すのに抵抗のあるsuwanはがんばって4分の3くらいを食べる。
それでもけっこうおなかいっぱい。
イタリア人、食べ過ぎや〜〜〜!

メインはどかんと鮭。
普通しゃけが出てくるときって、切り身の半分だと思うけど
ここではまるまる全部、(つまり2倍の量)が出てきた。
みただけでおなかいっぱい。
決してまずくはないのにつけあわせのポテトやホウレンソウのほうがおいしく感じました。
料理の見た目を楽しむ日本人ならではの感覚かしら。
デザートのフルーツは別腹ということでおなかいっぱい食べる。
こりゃあ、この旅行で絶対に太るわ〜。

おなかいっぱいなったら、あとはおふろ入って寝るだけ。
長い一日が終わった〜。